ベッド・マットレスの処分費用はいくらかかりますか?
自治体の粗大ごみ収集の場合、ベッドフレーム(シングル)は550円〜1,500円、ダブル以上は1,000円〜2,300円が目安です。マットレスは別品目扱いになることが多く、スプリング入りは1,000円〜2,900円かかります(2026年5月時点・主要11都市比較)。
ベッドの処分で最初につまずきやすいのが、「ベッド」という1つの品目ではなく、フレーム(枠)とマットレスの2品目として扱う自治体が多いという点です。たとえば横浜市では「ベッド(枠のみ)1,000円」と「スプリングマットレス2,200円」がそれぞれ別の品目になっており、合わせて3,200円かかります。
「思ったより高い」と感じるかもしれませんが、それでも民間の回収サービスに単品で依頼するより大幅に安いのが自治体回収です。まずは実際の料金を都市別に見てみましょう。
主要11都市のベッド・マットレス料金比較表
粗大ごみナビ収録の自治体公式データ(2026年5月時点)から、主要11都市の料金を比較しました。市区名のリンク先で、その市区の全品目の料金を確認できます。
| 市区 | ベッドフレーム(シングル) | ベッドフレーム(ダブル以上) | スプリング入りマットレス | スプリングなしマットレス |
|---|---|---|---|---|
| 千代田区 | 900円 | 1,200円(クイーン以上1,600円) | 900円〜1,600円(サイズ別) | 300円(厚さ10cm以下) |
| 新宿区 | 1,300円 | 2,300円 | 900円〜1,300円(サイズ別) | — |
| 渋谷区 | 1,300円 | 2,300円 | 1,300円(シングル) | — |
| 八王子市 | 1,000円 | 2,000円 | 2,400円〜2,900円(サイズ別) | 200円 |
| 横浜市 | 1,000円(枠のみ) | 1,000円(枠のみ) | 2,200円 | 1,000円 |
| さいたま市 | 550円 | 550円 | 2,200円 | — |
| 名古屋市 | 1,500円 | 1,500円 | 1,000円〜1,500円(サイズ別) | 250円 |
| 京都市 | 800円 | 1,600円 | 1,600円〜2,400円(サイズ別) | 400円 |
| 大阪市 | 1,000円(ベッド本体) | — | — | |
| 札幌市 | 1,000円(枠) | 1,500円(枠) | 1,800円 | 200円 |
| 福岡市 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 | 500円 |
注目したいのは料金差です。フレームはさいたま市の550円から新宿区・渋谷区の2,300円まで、約4倍の開きがあります。スプリング入りマットレスも福岡市の1,000円に対して八王子市は最大2,900円。同じベッドでも、住む市区によって合計金額が数千円変わるのがこのジャンルの特徴です。
スプリング入りマットレスはなぜ高い?何に注意すればいいですか?
比較表で目立つのが、スプリング入りマットレスの料金の高さです。フレームより高い自治体も珍しくありません。
理由は処理の手間にあります。内部の金属スプリングは破砕機に絡まりやすく、処理施設で布・ウレタン・金属を分けて処理する必要があるためです。このため「処理が難しい品目」として、通常の粗大ごみより高い料金を設定する自治体が多くなっています。さいたま市のように「スプリング入りマットレス」を独立した品目(2,200円)として明示している例が代表的です。
- 自分で解体しない:スプリングは切断時に跳ねやすく、けがの危険があります。解体しても元の品目料金で扱う自治体が多く、労力に見合いません
- 申込み時に「スプリングの有無」を正しく伝える:誤って申告すると当日回収されないことがあります。不明な場合は側面のファスナーや底面から中身を確認しましょう
- 持ち込みでも別料金になることがある:例えば八王子市の持ち込み処分は10kgごとに350円ですが、スプリングマットレスは1枚1,900円が別途加算されます
逆に、ウレタンや低反発素材だけのスプリングなしマットレスは200円〜500円程度と格安の自治体が多く、同じ「マットレス」でも料金がまったく違います。買い替え時には、次のマットレスの処分費用まで考えて選ぶのも一つの視点です。
ベッドを粗大ごみで出す手順はどうすればいいですか?
基本の流れはほかの粗大ごみと同じ4ステップですが、ベッドならではのポイントを添えて解説します。
「フレーム(シングルかダブル以上か)」と「マットレス(スプリングの有無)」の2品目に分けて確認します。二段ベッド・介護ベッドは独立した品目になっていることが多いです。
💡 料金はアプリで市区と品目を選ぶだけでわかります電話またはインターネットで、2品目として申込みます。同じ収集日にまとめてもらえるか、その場で確認しておくと安心です。
コンビニ等で指定金額分の処理券を購入し、フレームとマットレスの両方に、それぞれの金額分を貼ります。
マットレスは大きくても比較的軽い一方、フレームは重いので2人での搬出がおすすめです。廊下や階段の幅を事前に確認しておくとスムーズです。
二段ベッド・介護ベッドなど種類別の注意点は?
ベッドは種類によって品目・料金・出し方が変わります。代表的なものをまとめました。
- 二段ベッド:独立品目として高めの設定が多いです(千代田区1,800円・八王子市/札幌市2,000円・渋谷区/新宿区2,300円)。八王子市には「二段ベッドのはしご(単体)200円」という区分もあり、パーツ単位の扱いは自治体差が大きい品目です。
- 介護ベッド(電動ベッド):モーター内蔵のため高めの料金です(千代田区1,600円・八王子市/札幌市2,000円)。レンタル品は処分せず必ずレンタル事業者へ返却してください。搬出時の解体が必要な場合もあります。
- パイプベッド:金属製フレームで、千代田区900円・新宿区/渋谷区1,300円など木製と同等か少し安い区分です。
- ロフトベッド:八王子市・札幌市では一式1,000円。分解しても一式分の料金になることが多いです。
- ベビーベッド:比較的安く、京都市400円・八王子市/札幌市/横浜市/名古屋市500円・千代田区600円・新宿区900円です。状態が良ければ譲渡のニーズも高い品目です。
- ソファーベッド:「ソファ」でも「ベッド」でもなく独立品目のことが多いです(八王子市/札幌市/名古屋市1,000円・京都市/千代田区1,600円・新宿区/渋谷区2,300円)。詳しくはソファの処分費用ガイドもご覧ください。
- ウォーターベッド:千代田区300円・渋谷区400円と意外に安い区分ですが、必ず事前に水を完全に抜いてから出してください。
ベッドの処分費用を安くする方法はありますか?
1. 「解体すれば安くなるか」は自治体の品目区分しだい
解体しても元の品目料金で扱う自治体が多い一方、八王子市のように「ベッドの底板500円」「ヘッドボード200円」などパーツ単位の品目を設けている自治体もあります。解体の手間をかける前に、お住まいの市区の品目一覧を確認するのが確実です。
2. 持ち込み処分を検討する(スプリングは加算に注意)
処理施設への持ち込みを収集より安く設定している自治体があります。ただし前述のとおり、スプリングマットレスだけは持ち込みでも加算料金になる場合があります。車で運べるフレームは持ち込み、マットレスは収集、という組み合わせも選択肢です。
3. 状態が良ければ譲渡・買い替え時の引き取りを使う
ベビーベッドや使用期間の短いフレームは譲渡のニーズがあります。ただしマットレスは衛生面から中古の引き受け先が少ないのが実情です。買い替えの場合は、家具店の引き取りサービス(有料が一般的)を新品購入時に確認しておくと搬出の手間が省けます。
よくある質問
掲載している料金・申込方法は各自治体の公式情報をもとに作成していますが、改定等により実際と異なる場合があります。お申し込み前に必ず各自治体の公式情報をご確認ください。