なぜ冷蔵庫は粗大ごみに出せないのですか?

結論

冷蔵庫・冷凍庫は「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」の対象品目のため、市区町村の粗大ごみでは収集できません。テレビ・洗濯機・衣類乾燥機・エアコンも同じ扱いです。

冷蔵庫には冷媒のフロン類や断熱材が使われており、そのまま埋め立てると環境負荷が大きいこと、また鉄・銅・アルミなどの資源が多く含まれることから、メーカーが責任をもって回収・リサイクルする仕組みが法律で定められています。だからこそ、自治体の粗大ごみ受付に申し込んでも「対象外です」と案内されるわけです。

実際、粗大ごみナビに収録している各市区の公式情報でも、家電リサイクル4品目は「収集できないもの」として明記されています(例:八王子市千代田区の品目ページ参照)。

冷蔵庫の処分費用はいくらかかりますか?

冷蔵庫の処分費用は、次の2つの合計で決まります。

費用の内訳金額の目安備考
① リサイクル料金170L以下:3,740円
171L以上:4,730円
主要メーカーの標準額(税込・2026年7月時点)。メーカーにより異なる場合があります
② 収集運搬料数千円程度(依頼先により異なる)引き取りを依頼する店舗・業者が独自に設定。自分で指定引取場所へ持ち込めば0円

リサイクル料金は法律に基づく全国共通の仕組みで、容量(170L以下か171L以上か)とメーカーで決まります。正確な金額は家電リサイクル券センター(RKC)の料金検索 ↗でメーカー名から確認できます。

つまり大型の家庭用冷蔵庫なら、持ち込みで4,730円・引き取り依頼で6,000円〜8,000円程度が全体の目安になります。ソファやベッドなど通常の粗大ごみ(数百円〜2千円台)より高く感じますが、これはフロン回収を含む適正処理の費用と考えるとよいでしょう。

冷蔵庫の正規処分ルートはどれを選べばいいですか?

状況別に4つのルートがあります。上から順に手間が少ない方法です。

ルートこんな人に費用
① 買い替えと同時に引き取り新しい冷蔵庫を購入する人リサイクル料金+収集運搬料。配送と同時なので搬出の手間が最少
② 過去の購入店に依頼買い替えはしないが購入店がわかる人リサイクル料金+収集運搬料。販売店には引き取り義務があります
③ 指定引取場所へ自己搬入車と人手があり費用を抑えたい人リサイクル料金のみ(郵便局振込方式でリサイクル券を作成)
④ 自治体案内の許可業者に依頼購入店が不明で自分でも運べない人リサイクル料金+収集運搬料。お住まいの市区の案内窓口で紹介されます

迷ったら、①か②の「お店に頼む」ルートが手続きも搬出もまとめて任せられて確実です。費用を最優先するなら③の自己搬入で、収集運搬料を丸ごと節約できます。

粗大ごみで出せるものは料金をチェック

冷蔵庫は対象外ですが、ソファ・タンス・ベッドなどは自治体の粗大ごみが最安です。全国478市区の料金を無料で検索できます。

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郵便局振込方式の手順【購入店がわからない場合】

「ずいぶん前に買った」「引越し先に持ってきた」など購入店に頼れない場合は、郵便局でリサイクル券を作る「料金郵便局振込方式」を使います。

1
メーカーと容量からリサイクル料金を調べる

冷蔵庫のドア内側などにあるラベルでメーカー名と定格内容積(L)を確認し、RKCの料金検索で金額を調べます。

2
郵便局で家電リサイクル券に記入・振込

郵便局に備え付けの家電リサイクル券に品目・メーカー・料金を記入し、窓口またはATMで振り込みます(振込手数料が別途かかります)。

3
リサイクル券を冷蔵庫に貼る

振込済みのリサイクル券(現品貼付用)を、冷蔵庫の側面など見やすい位置に貼ります。

4
指定引取場所へ持ち込む

最寄りの指定引取場所(RKCサイトで検索できます)へ営業時間内に持ち込みます。自分で運べば収集運搬料は不要です。

💡 冷蔵庫は横倒し厳禁。立てたまま運び、運搬後はすぐ電源を入れないのが基本です

処分前の準備|霜取り・水抜き・中身の確認

冷蔵庫は「電源を抜いてすぐ出せる」家電ではありません。引き取り当日にトラブルにならないよう、前日までに次の準備をしておきましょう。

「無料回収」業者に冷蔵庫を渡してはいけない理由

「壊れた家電も無料で引き取ります」と巡回するトラックや空き地の無料回収に冷蔵庫を渡すのは避けてください。

⚠️ 無許可業者に渡すリスク
  • 積み込んだ後で「フロンの処理費が必要」などと高額請求されるトラブル事例が報告されています
  • 不法投棄や不適正処理につながる例があり、環境省・自治体が繰り返し注意喚起しています
  • 不法投棄された場合、排出した側も責任を問われるおそれがあります

一方、製造から10年以内で正常に動く冷蔵庫なら、リサイクルショップでの買取や知人への譲渡も選択肢です。売却・譲渡が成立すればリサイクル料金はかかりません。年式が古いものや故障品は無理をせず、この記事の正規4ルートで処分するのが結局いちばん安全で確実です。

よくある質問

冷蔵庫の処分費用は全部でいくらかかりますか?
リサイクル料金(170L以下3,740円・171L以上4,730円=主要メーカーの標準額・2026年7月時点)に、収集運搬料(依頼先により数千円程度)を加えた金額が目安です。指定引取場所へ自分で持ち込めば収集運搬料はかからず、リサイクル料金のみで処分できます。
なぜ冷蔵庫は粗大ごみに出せないのですか?
冷蔵庫・冷凍庫は家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象品目で、フロン類の回収や鉄・銅などの資源リサイクルをメーカーが行う仕組みが法律で定められているためです。テレビ・洗濯機・衣類乾燥機・エアコンも同様に、市区町村の粗大ごみでは収集できません。
冷蔵庫の処分はどこに頼めばいいですか?
①買い替えなら新しい冷蔵庫を買う店に引き取りを依頼、②買い替えないなら過去にその冷蔵庫を買った店に依頼、③購入店が不明・遠方なら郵便局振込方式でリサイクル券を作り指定引取場所へ持ち込み、④運べない場合は自治体が案内する収集運搬許可業者に依頼、の4ルートが正規の方法です。
冷蔵庫を処分する前に何を準備すればいいですか?
中身をすべて空にし、製氷用の氷と水を捨て、前日までに電源を抜いて霜取り・水抜きをしておきます。蒸発皿に溜まった水も捨ててください。中に食品や異物が残っていると引き取りを断られることがあります。
まだ使える冷蔵庫は売ったほうがいいですか?
製造から10年以内・正常動作品であれば、リサイクルショップ等での買取や譲渡の対象になる可能性があります。売却できればリサイクル料金もかかりません。ただし年式が古いものや故障品は買取が難しいため、無理に売ろうとせず正規ルートで処分するのが確実です。

リサイクル料金は一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター(RKC)公表の主要メーカー標準額(2026年7月時点)です。メーカー・時期により異なる場合があるため、お手続き前に必ずRKCの料金検索 ↗および各自治体の公式情報をご確認ください。

粗大ごみで出せる品目の料金はこちら

ソファ・ベッド・タンス…お住まいの市区の粗大ごみ料金と申込み先を、まとめて検索・合計できます。

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